★ 好評発売中です!! ★
挿絵本(読みもの)『おしゃかさま物語』
佼成出版社
文 本間正樹 / 絵 後藤 仁
(カラーページ:表紙を入れて7点、白黒ページ:18点の、計25点の日本画を掲載)
1100円 (税込み) 〔 JAN・EAN 1078710010007 〕
出版社直販のみの扱いですので、お電話や佼成出版社 公式サイトから、直接、佼成出版社にお問い合わせ下さい。
0120-323-766(佼成ショップ フリーダイヤル) 03-3380-7274(佼成ショップ FAX)
電話 03-5385-2311(佼成出版社 代表) 03-5385-2333(佼成出版社 業務)
FAX 03-5385-2395(佼成出版社 FAX)
佼成ショップ(KOSEI SHOP) ━ 挿絵本(読みもの)『おしゃかさま物語』
https://www.koseishop.com/c/book/jidosho/3rd-grade/3rd-grade-sonota/7871 
佼成ショップ(KOSEI SHOP) 公式サイト https://www.koseishop.com/
佼成出版社 公式サイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/



「佼成新聞」2016年2月28日(日)号、佼成新聞社
挿絵本の概要
本間正樹先生の文、後藤 仁の挿絵によって、佼成出版社から出版された挿絵本(読み物)です。2016年2月29日発行。英語名は、” The story of the Buddha ” Kosei Publishing Co.Ltd. (これは、佼成出版社が正式発表した英語名ではありません。)
挿絵原画制作は、資料集め・原案作成・ラフスケッチ(ダミー)制作と本画制作をへて、約4か月間をかけて完成しました。
本画制作では、日本の伝統画法の「日本画」を用いて、丹念に描き上げました。カラーページでは純金泥を随所に使用した気品ある描写を心がけ、白黒ページでは日本画と墨絵を折衷させた独自の技法を試みました。
作画においては、おしゃかさま(ガウタマ・ ブッダ)が極めて運動神経の良い美男子であったという伝承に基づき、今までにない新しいブッダ像の創出に臨みました。さらに、美人画の手腕を活かしたマハーマーヤ―(マーヤ―夫人)・ヤショーダラー姫・スジャータの高潔な美しさや、現地インド・ネパール取材に基づいた克明な風景描写や、人々の華麗な衣装にも注目していただきたいと思います。
ブッダの伝記には後世に多くの潤色が加えられ超越した人格が強調されましたが、ブッダはまぎれもなく2500年前のインドに生きた実在の人間であり、 『おしゃかさま物語』はその起伏に富んだ一生を追った優れた説話文学とも読めますし、聖人を題材にした偉人伝・歴史小説ととらえる事もできます。仏教やブッダに関心のある方は当然ながら、関心のない方でも楽しく読める、人間ブッダの苦悩と思惟が感じられる本になりました。
ブッダは戦乱の絶えなかった当時の世相を嘆き、慈悲・仁愛による人々の救済を思惟しました。極端な道に偏らない中道の生き方や、他者をいたわる思いやりや、強い自制心による非暴力・忍従・寛容の精神が大切なのだと説きました。また、当時としては画期的な平等の思想を唱えました。これらの考え方は、現在の日本や世界のあり方を思う時、ますます大切となる教戒を含有しているのではないかと私は思っています。
私より、ネパール・北インド・チベット大震災と、東北大震災(東日本大震災)への、深い鎮魂の祈りを込めて・・・。
挿絵本のあらすじ
約2500年前の北インドで、ガウタマ(ゴータマ)・シッダールタ王子が生まれて、悟りを開きブッダとなり、入滅するまでの、おしゃかさま(ガウタマ・ ブッダ)の生涯を、分かりやすい文章と、現地インド・ネパール取材に基づき丹念に描いた、美しい日本画でたどります。インド・ネパールの古代仏教説話。(小学校中学年~大人 向け)
*
〔絵本寄贈プロジェクト〕
私は絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』(福音館書店こどものとも)を、 2013年2月1日に出版した直後から現在まで、各方面への寄贈を続けて来ました。一つには、当然ながらより多くの人々に自分の描いた「絵本」を見てもらいたいという作家としての思いからです。もう一つは現在の東北を始め、多分まだまだ「絵本」が足りていないであろう所に少しでも「絵本」を届けたいという率直な願いです。その活動は、挿絵本『おしゃかさま物語』(佼成出版社)にも継続しています。
出版社から自費で「絵本」を買い取って、一枚一枚に自筆サインを書き込んで、梱包して郵便局から送付します。現在(2017年8月)までに 『ながいかみのむすめ チャンファメイ』を1,380冊仕入れて1,100冊以上を、『犬になった王子』を約50冊は寄贈して来ました。それは、たった一人での地道なボランティアの様なものです。ボランティアなら黙ってやるのが日本人の美徳だとおっしゃる方もいるでしょうが、そこは絵描きの言いたがりと、何事も正直を旨とする私は、この様に有言実行で公に喚起する事で「東北を忘れない」というスローガンにもつながるのではないかという期待もあります。
東北の様な被災地を始め、日本中いや世界中にはまだまだ「絵本」を必要としている所は多々あります。私はインド・ネパールの仏跡や世界三大仏跡やアジア各国を旅しましたが、極めて貧しい生活を強いられている子供達を多く目の当たりにして来ました。幼い子が懸命に労働をしている姿を何度も見て来ました。(しかし、生活は貧しくとも、大抵の子供達の目はキラキラと輝きとても明るく元気です。)
また、混迷する世界情勢の中で、日本画家の私が日本の伝統的な絵画表現である日本画で、日本や中国・アジア各国の民話を「絵本」に描く事により、日本と中国、そしてアジアから世界への文化交流・平和交流の一助になれるのではないかという提唱でもあります。
私の微力ではなかなか及びませんが、時間をかけてでも機会があるごとに少しずつでも、日本中・世界中の子供達への「絵本」の寄贈を継続していかなければと考えています。
絵本寄贈プロジェクト初期の多くは前からのご縁のある人・お世話になった人に寄贈していたのですが、最近は東北方面の様に「絵本」を必要とすると思われる箇所を中心に贈っています。現在までに寄贈した主な寄贈先を以下にまとめてみました。(寄贈先が個人の場合は、公人・準公人とみなされる人以外の名は伏せています。大体、寄贈時期順に記します。)
〔挿絵本『おしゃかさま物語』 寄贈先リスト〕
(絵本『ながいかみのむすめ チャンファメイ』より記録が少し曖昧です)
〔2016年~〕 親、兄弟、親戚。松戸市立図書館。柏市立図書館。葛飾区立中央図書館。赤穂市立図書館。我孫子市生涯学習センター「アビスタ」内 我孫子市民図書館。流山市立中央図書館。大垣市立図書館。東京造形大学附属図書館。スリランカの絵本作家のシビル・ウェッタシンハ(Sybil Wettasinghe)さん。スリランカのボランティア団体のスランガニ基金。スリランカのコロンボ公共図書館(Colombo Public Library)。中華人民共和国の北京上学路上公益促进中心・北京通学路上ボランティア促進センター。スリランカ駐日大使館。日本スリランカ協会。インド大使館。インドセンター。四街道市・蔵の図書館。ネパール国大使館。公益社団法人 日本ネパール協会。東京藝術大学附属図書館。元法務大臣 岩城光英氏。台湾の国立国家図書館、国立台湾文学館、松山文創園区・図書館、高雄市立図書館。「赤沢宿・油障子祭」にて、早川町教育委員会。呉市教育委員会を通して、広島県呉市内の小中学校10校(三坂地小、横路小、音戸小、明徳小、安浦小、横路中、吉浦中、天応中、倉橋中、安浦中)に。 他
*
ネパール カトマンズの生きた女神、ロイヤル・クマリ(Royal Kumari) は必ずシャキャ(Shakya)姓から選ばれますが、シャキャ家系は釈迦(シャカ)族の末裔だという伝説があります。
私は、2009年の「ネパール・タイ王国写生旅行」で、カトマンズのロイヤル・クマリに2mの所から拝観できました。これは、その時の貴重な画像と、日本画作品です。
「ネパール・タイ王国写生旅行」 後藤 仁 日本画作品 後藤 仁 日本画作品
2009年9月5日~25日 「クマリ -The Living Goddess-(ネパール)」 「デオ・マイジュ〔小さな女神〕(ネパール)」
インドラジャトラ祭 クマリ(ネパール カトマンズ) F50号 (2010年制作) F12号 (2010年制作)
Copyright(C)2013-2023 後藤 仁(JIN GOTO、后藤 仁、고토 진). All Rights Reserved. No Reproduction or Republication without Written Permission.
当サイトのテキスト・画像などのすべての転載転用、商用販売を固く禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。